立川活き活き歯科の日記

歯やお口に関係することはもちろんのこと、健康に関する記事を載せていきます。

歯肉炎と歯周病の違い

歯肉炎は、歯肉(歯茎)のみに炎症を起こした状態。
しかし歯肉炎を放置して歯周病に進行すると、歯を支えている骨が溶けたり、歯茎が下がって歯の根が露出などの歯茎の表面から顎の骨などの内部に向かってダメージが広がっていきます。

こうなってしまうと、いくら歯周病を治療したとしても、出血などの歯茎の炎症が改善するだけで、基本的には溶けた骨が元に戻ったり、歯茎が盛り上がって歯の根の露出が改善したりはしません。

一方歯肉炎は、炎症があくまで歯茎の表面付近のみに留まった状態なので、内部の骨が溶けたり、歯茎が下がったりしません。
歯肉炎の段階なら治療で、比較的簡単に元の状態に戻れるのに対し、歯周病は骨などが溶けて失われてしまうため、治療を行なっても完全に元の状態に戻ることはないのです。

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