立川活き活き歯科の日記

歯やお口に関係することはもちろんのこと、健康に関する記事を載せていきます。

子どもの虫歯を予防する方法

みなさん、子供の虫歯予防について知っていますか?

子どもの虫歯を予防するための5つの方法をご紹介しますので、参考にしてお子さんの健康な歯を守りましょう!

 

まず、、、

<虫歯のメカニズム>

口の中にいる細菌が食べ物に含まれる糖質をエサにして繁殖した虫歯菌が出す酸によって歯が溶かされることで虫歯が発生します。

 

<子供が虫歯になりやすい理由>

食生活や生活習慣によって虫歯のなりやすさは変わりますが、大人よりも子どものほうが虫歯になりやすいといわれています。その理由を説明します。

  • 子供の歯の質がもろい

大人の歯に比べると子供の歯の方がもろいため、虫歯になりやすいと言われています。

歯は外側の硬いエナメル質によって守られていますが、永久歯に比べると乳歯のエナメル質は薄いのです。なので、日ごろからケアをきちんとすることが大切です。

 

  • 虫歯菌に感染する

虫歯菌は、生まれつきお口の中に存在しているわけではありません。親や兄弟、祖父母など、生活している間に周りの人から虫歯菌をもらいます。

お口の中に虫歯菌がいなければ虫歯になることないので、小さな子どものうちは特に注意することが大切です。また、子どもだけでなくご家族も一緒に虫歯を予防することも効果的です。

 

  • 間食が多い

虫歯菌は、食べ物に含まれる糖質をエサにお口の中で繁殖します。このとき、虫歯菌が酸を出すことでお口の中が酸性になり、歯の表面が溶ける脱灰が起こります。

脱灰によって歯の表面が溶けると、唾液によって酸性から中性に戻り、溶けた歯の表面が元に戻る再石灰化が起こります。脱灰と再石灰化を繰り返すことで、虫歯から歯を守っているのです。

しかし、砂糖を含んだお菓子をよく摂ったり、時間を決めずにダラダラと食事をしたりすると、お口の中の酸性に傾く時間が長くなるので虫歯になりやすくなります。また、子どもは胃が小さく1回の食事量が少ないので、間食の回数が多くなりやすいです。

間食の回数が多くても、きちんと歯磨きできていれば虫歯は予防できます。規則正しい食生活と毎食後の歯磨きを心がけましょう。

 

  • 歯磨きがきちんとできない

お口の中に歯ブラシを入れるのが苦手、歯ブラシで細かな部分をきちんと磨けないなど、子供にとって歯磨きは難しいもので、磨き残しが多い箇所から虫歯になります。

虫歯になりやすい箇所は歯と歯の間や歯の溝、歯の根元です。

小さなころから歯磨きの習慣を身につけるとともに、永久歯が生え揃うまでは大人が仕上げ磨きをしてあげることが大切です。

 

 

<子供の虫歯を予防する方法>

①歯磨きを習慣化する

毎日の歯磨きは虫歯予防の基本です。子どもの虫歯を予防するには、毎食後に歯磨きをすることが大切です。

お口の中に糖質がある時間が長ければ長いほど虫歯になりやすいです。糖質の多く含まれたお菓子やジュースを摂った後はなるべく早く歯磨きをしましょう。

 

②虫歯菌の感染を防ぐ

2歳から3歳の間に虫歯菌の感染が防げれば、子どもの虫歯リスクを下げられると言われています。子どもだけでなく親や兄弟、祖父母など、周りの家族も虫歯を予防することが重要でしょう。

 

③ダラダラ食べをしない

1日の食事量が同じでも、時間を決めずにダラダラ食べていると、お口の中に食べ物がある時間が長くなり、虫歯のリスクが上がります。

お茶やお水の代わりにジュースをよく飲んだり、アメ、グミ、キャラメル、チョコレートなどを頻回に摂っていると要注意です。

 

④フッ素を活用する

フッ素は歯を強くし、虫歯予防に効果的です。フッ素入りの歯みがき粉やフッ素処置を受けることで、お子さんの歯を守ることができます。

 

⑤歯科医院で定期検診を受ける

定期的な歯科検診は虫歯の早期発見や予防に役立ちます。定期的に歯医者さんに行ってもらい、歯の健康状態をチェックしてもらいましょう。

お子さんの健康な歯を守るために、日々のケアを大切にしてくださいね!