歯周病とは歯を支えている歯周組織がダメージを受ける病気です。当然、その歯は不安定になり、勝手に動いていってしまうこともあります。
ところが、患者も術者も、治療の役割をきちんと果たして、歯周ポケットのなかが改善されれば、元の位置に戻ってくることもあるのです。
環境を整えてあげたら、自然に回復力が生じてきて、みずから治してしまったということ・・・治療の真髄というものでしょうか。
ちなみに、整った環境とは以下の状態のことをいいます。
■ブラッシングがきちんとできていること、プラークがついていないこと。
■歯肉が適度に刺激されていること。
■歯周ポケットのなかの歯石や汚れがきれいに落ちていること。
■噛み合わせが正しいこと。