近年になって、歯周病に罹っていると糖尿病や肺炎、心筋梗塞などのリスクが高くなる、ということも盛んに警告されていますし、アメリカでは「歯周病は早産の危険因子の1つ」という研究報告が発表されました。
妊娠37週未満で生まれた早産の人、2500g以下の低出生体重児を出産した人たちの中には、歯周病が進行している人が大勢いたのです。
早産になってしまうリスクは、歯周病でない人の、7.5倍もあるということです。
これは一般的に早産のリスクが高まる原因として挙げられる、タバコやアルコールなどよりも高い数字。
さらに最近、重い歯周病が流産に関連している可能性も指摘されているようです。
この研究はまだ途上であり「歯周病と早産の関係はなかった」という報告もありますが、いずれにしろ、「歯の健康は全身の健康につながる」ということを肝に銘じて、ケアをすることが大切です。