立川活き活き歯科の日記

歯やお口に関係することはもちろんのこと、健康に関する記事を載せていきます。

妊娠中の口の中は、虫歯や歯の病気になりやすい環境

妊娠すると、女性の口内の環境は大きく変わります。
ホルモンの変化で歯周病菌が増える、だ液の量が減って口の中が乾きやすくなる、免疫力が落ちるなど、むし歯や歯の病気が起こりやすくなるのです。
妊婦さんの歯のトラブルは、赤ちゃんの歯にも影響します。
赤ちゃんのためにも、妊娠したらなるべく早く、むし歯予防のためのケアを始めましょう。

妊娠したらまずはこの3つを実践して!

1.食後に水を飲むと、口内の雑菌やむし歯菌の繁殖を抑え、だ液も出やすくなります。緑茶も抗菌作用のあるカテキンが豊富なのでおすすめですが、あまり飲みすぎると常在菌まで退治され、かえって口内環境が悪化することがあるので、飲みすぎないように注意しましょう。


2.フッ素は、強い歯を作り、むし歯菌の酸にやられた歯を再石灰化してくれます。
そんなフッ素のはたらきを助けるのがキシリトール
食後にキシリトール入りのガムやタブレットをかむだけでも効果があります。
フッ素+キシリトール入りの歯みがき粉や、歯みがき後に塗るジェルも◎。


3.妊婦さんは免疫力が落ち、ストレスに弱くなります。
なるべく規則正しい、リラックスした生活を。
ウオーキングなどの適度な運動や日光浴も歯にはおすすめです。
太陽にあたると体内でビタミンDが作られ、カルシウムの吸収をよくしてくれるため、歯が強くなるのです。

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