今やよく耳にする「グルテンフリー」。
スポーツ選手や芸能人でも実践されている方が多く、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
そもそも、
・なぜグルテンフリーが良いのか
・グルテンを摂ることで身体の中で何が起こっているのか
・どんな影響があるのか
知っていますか?
ただ何となく、話題だからグルテンフリーをやる!のではなく、きちんと理解した上で実践しましょう。
今回は、グルテンが私たちの身体の中で何が起こるのかお伝えします。
2回に分けてお話していきます。
まずは「グルテン」について。
グルテンとは、小麦に含まれるグリアジンとグルテニンという2つのたんぱく質がくっついてできた成分です。
このグルテンは水を含むとゴムのようになるのが特徴で、これがうどんやパスタのモチモチ感を出しています。
ホットケーキを作ったことありますか?
ホットケーキを作ったボウルにはネバネバの粉がへばりつきますよね。
小麦に含まれるグルテンを食べることで、ボウルにへばりついたホットケーキの粉の状態がご自身の胃や腸の中で起こるのです。
へばりついたグルテンは消化にも時間がかかります。
つまり、内臓には多くの負担がかかっているのです。
消化の悪いものを食べれば、栄養の分解・吸収にも多くの時間とエネルギーを必要とし、内臓は疲労し、排泄能力も低下します。
排泄能力が低下=身体に悪い物が溜まる
そうすると、身体はだるくなったり、寝起きがよくなかったり、様々な不調を抱えるのです。
<小麦は砂糖より血糖値を急上昇させる>
パンとごはんは同じ炭水化物(糖分)ですが、何が違うのか・・・・
小麦に含まれる糖分はブドウ糖よりも血糖値を上げる作用が高く、急激な血糖値の上昇を招きます。血糖値が上がれば、それを下げようと身体はインスリンを分泌します。
インスリンを分泌する脾臓が疲弊してしまい、糖尿病のリスクが高まります。
<食べれば食べるほど中毒になる>
グルテンは身体に強い中毒性を与えます。
例えば、おにぎりは2~3個食べたらお腹いっぱいになり、「もう満足」となりますが、菓子パンやクッキーは食べてもどんどん食べられる感覚ありませんか?
食べれば食べるほど食べたくなって、お腹いっぱいなのに食べてしまうのです。
これはグルテンの仕業です。
食べてしまうことで、糖や脂質の摂り過ぎにもつながり、体重の増加にもなります。
次回は後半部分についてお話していきます。