暑い日が続き、「熱中症対策に!」とスポーツドリンクを飲む方も増えているのではないでしょうか?
しかし、実はそのスポーツドリンク、様々な危険もあります。
どんなことが危険なのか、お伝えします。
①砂糖の大量摂取
スポーツドリンクの成分表示を見てみてください。「砂糖、果糖ブドウ糖液糖」などと記載してあると思います。
一般的な500mlペットボトルにはスティックシュガー11~20本分!砂糖が含まれています。このような清涼飲料水を日常的に飲むことで、「ペットボトル症候群」のリスクが上がると言われています。
のどが渇いた時にスポーツドリンクをがぶ飲みすることで血糖値が上昇し、急性の糖尿病になる危険性もあります。
②虫歯リスク
喉が渇くたびにちょこちょこ飲むことで常に砂糖がお口の中にある状態になります。虫歯は虫歯菌が糖分を摂取して酸を作り、歯を溶かすことで虫歯になるので、常に口の中が砂糖があると虫歯菌は大喜びです。
よっぽど大量に汗をかいてしまった時などには臨機応変で飲用してもよいですが、日常生活での水分補給はお茶やお水で十分です。
また、スポーツドリンクを飲むことでさらに喉が渇きやすくなり、もっと飲みたくなってしまいます。
もし、熱中症対策にスポーツドリンクを飲む場合には2~3倍に薄めて飲んだり、糖分の含まない飲み物(お茶や水)を選ぶなど工夫することをおすすめします。
のどの渇きは脱水が始まっている証拠であり、渇きを感じる前に水分を摂ることが大事です。小さなお子さんや高齢者は脱水のリスクが高いので、こまめな水分摂取を心がけましょう。