「あいうべ体操」で健康を手に入れよう!
昨今、口呼吸が習慣になっている人が増えており、日本人の9割は口呼吸の傾向があるといっても過言ではありません。
口呼吸により、身体は色々な不調を引き起こし、様々な病気の発症へとつながってしまいます。
あいうべ体操とは、舌や口元の筋肉が鍛え、口呼吸を本来の鼻呼吸に戻すための体操です。
口呼吸の改善によって、肩こり・頭痛の改善、顔が引き締まる、疲れにくくなる、血行が良くなるなど様々な効果があります。また、アトピー性皮膚炎やリウマチなどが改善し、インフルエンザ等の予防にも効果があると言われています。
あいうべ体操は内科医の今井一彰先生が考案した方法で、お口の健康にも大きな効果があるため、歯科でもすすめております。
まず、あなたが「口呼吸」をしているかチェックしてみましょう。
一つでも該当すれば、口呼吸をしている可能性があります。
・いつも口を開けている
・口を閉じると、顎に梅干し状の膨らみとシワができる
・舌に歯型がついている
・左右の目の大きさが違う
・目が腫れぼったく、むくんでいる感じ
・食べる時にクチャクチャ音を立てる
・朝起きた時に、口の中が乾いている
・唇がよく乾く
・口を開けたまま物を食べる
・いびきや歯ぎしりをする
・口臭が強い
・タバコを吸っている
・激しいスポーツをしている
・前歯が出っ歯気味
・下唇が腫れぼったく、突き出ている
・二重顎のようになっている
・鼻血がよく出る
では、「あいうべ体操」のやり方です。
【あ】
「あー」と口を大きく開く。1秒キープ
【い】
「いー」と口を大きく横に広げる。1秒キープ
【う】
「うー」と口を強く前に突き出す。1秒キープ
【べ】
「べー」と舌を突き出して顎の先端まで伸ばす気持ちで伸ばす。1秒キープ
これを10回1セットとし、1日3セット行うと効果的です。
声は出しても出さなくてもかまいません。
いつ行っても良いですが、入浴時が最適です。
浴室だと人目を気にしないででき、口を大きく開いても口の中が乾燥しないからです。
<“ながら”「あいうべ体操」で注意する事>
洗濯や掃除など何かをしながら行う“ながら「あいうべ体操」”でもかまいませんが、注意していただきたいことがあります。
冬の寒い戸外で行うのはおすすめできません。例えば、ウォーキングしながら行うと、外気が口に入るので口の中は乾燥し、ウイルスなども入りやすくなります。
しっかりと効果を期待するのであれば、“ながら”ではなく、時間を設けて行うようにしましょう。
毎日の口腔ケアの一環として、ぜひ取り入れてみてください。