1.唾液腺のマッサージ
大きな唾液腺には「舌下腺」「顎下腺」「耳下腺」の3つがあります。これらを刺激することで唾液の分泌が促進されます。行いやすいのは耳下腺のマッサージです。耳たぶの付近に指を当て、円を描くように軽くマッサージします。
2.味覚刺激
あめをなめるなど、甘みや酸味で味覚を刺激して唾液の分泌を促します。
3.咀嚼刺激
ガムをかむなど、唾液腺に咀嚼刺激をくわえると唾液の分泌が促進されます。
4.筋機能療法
舌や唇の運動を毎日行って、口の周りの筋肉を鍛え、唾液腺の機能を高めます。運動には、下の先で上あごをはじいて音を出す「ポッピング」、歯をかみ合わせた状態で「イー、ウー」と声を出す「口唇運動」などがあります。
また、市販の口腔ケア用品などを使って、口の粘膜を保湿します。
5.スプレータイプ(保湿スプレー)
口の中が乾いたと感じたとき、数回スプレーします。
6.液状タイプ(保湿剤配合洗口剤)
とろみをつけた液をスプーンにとって口に入れ、まんべんなく行き渡らせます。
余った液は吐き出します。
7.ジェルタイプ(保湿ジェル)
指先や舌を使って口の中に行き渡らせます。
また、医療機関で作成する保湿装置を使う方法もあります。保湿装置は、歯に装着する装置で、保湿ジェルを適量塗って装着すると、ジェルの保湿効果が持続します。