6月1日は元旦とともに平安時代の頃から「歯固めの日」と呼ばれています。
家族の健康と長寿を願い硬い物を食べる行事ですが、今でも日本の一部の地域ではその風習が残っています。そのことから噛むことは如何に大事かが分かります。
ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれ、血液を循環させるポンプの役割があるのはよく知られていますが、心臓から上の血流を循環させる役割を担っているのは、実は歯なのです。
日本顎咬合学会によると1回噛む毎にポンピングにより3.5㎖の血液が脳に送り込まれるそうです。
よく噛むことは消化を助けるだけでなく、癌予防、虫歯や歯周病予防、更に脳が活性化し記憶力や集中力をアップさせるなどメリットしかありません。
しかし気を付けなければならないのが、「左右の歯で均等に噛んでいるか」「噛み合わせは合っているか」「歯を失ったままにしていないか」です。
ちゃんと噛むことに注意を払っていてもそのような状態ままだと血流も滞りやすくなり、肩や首などのこりにつながります。少しでも気になるようでしたら是非歯医者さんに相談しましょう。