立川活き活き歯科の日記

歯やお口に関係することはもちろんのこと、健康に関する記事を載せていきます。

歯の神経のしくみ

歯の神経というのは、前歯では1本、奥歯では2〜4本、あるいはもっと細く分かれていることもあります。

この神経があるお陰で、私たちは歯に触れたものが熱いか冷たいかを感じたり、むし歯になってもしみる感覚でそれを気づくことができます。
どの神経もアゴの骨の中の太い神経へとつながっています。

ときどき、ある1本の歯だけが悪くなっているにもかかわらず、他の歯全体が痛むような気がする場合がありますが、これは神経が大きな束となって1本に収束しているためです。

ちなみに、歯の中の神経とは別に、歯の周りにも骨と歯とをつなぐ歯根膜という部分に神経が張り巡らされています。
こちらは主に歯を動かす刺激に反応しますので、歯の中の神経がむし歯で死んでしまったり、治療でなくしても、歯がかみ合ったことを感じる能力は残っています。

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