歯の治療では、麻酔をする際、以下の条件のような場合に、麻酔が効きにくい状態となることがあります。
1.炎症(痛み)が強いとき
痛いときにこそ、効果を発揮してもらいたいのすが、残念ながら炎症が強ければそれだけ麻酔は効きにくくなります。
2.膿が溜まっているとき
膿には麻酔の効果を弱める作用があるため、麻酔が効きにくくなります。
3.下の奥歯
下の奥歯は周りの骨が固くて密なため、麻酔液が歯の根元にしみ込みにくくなり、他の部分に比べると麻酔が効きにくい時があります。
そのため麻酔が効きにくいのは、ほとんど下の奥歯です。
しかし条件が悪くても、さまざまな工夫で麻酔を効かせることができることも多く、過度の心配は要りません。