成人の正しい噛み合わせとは、
先ず歯が、親知らずを含めると32本揃っていて、それぞれが前後左右、ゆがみやすき間なく並んでいて、咬むとき、咬み合わせる面に高い低い(凹凸)がなく、全体の歯に平均して力がかかる状態です。しかも、自分の意志のままに強くも弱くも咬み方を自由にコントロールできることです。
なお、これを可能にするには、あごの関節が正しく働き、あごの位置が正しくきまっていることが肝要です。そのために、筋肉も骨も、よく鍛えられていなくてはなりません。
この正しい咬み合わせがもたらす結果は・・・すぐにお分かりでしょう。
正しく物が咬める
- 楽しく味わえる
- 正しく発音できる
- 口もとの表情が美しく豊かになる
といううれしい結果がもたらされるのです。さらに、口の中がこうした状態にあれば、(清潔に保てますから)むし歯も歯槽膿漏も予防しやすいわけです。
それに加えて、正しい咬み合わせを保つことは、すなわち、全身の健康を保つことに直結します。体調を崩すということは正しい咬み合わせが行なわれなくなった証拠とさえいえるのです。