縄文人は意外にも虫歯が多かったようです。
狩猟採集民には珍しいようで、これはどんぐりクッキーみたいな加工した炭水化物をおおく摂ってたのが理由のひとつでしょう。
さて欧米人に比べて虫歯が多いのは二つ、理由があると思います。
白人の歯は前歯見ると分かりますが、小さくてツルッとしてます。
我々のはゴツイです。噛むにはいいですが、でこぼこしてる分歯垢が溜まりやすく、虫歯になりやすいというわけです。
それと先進国では虫歯対策が早くに進みましたが、砂糖に飢えていて、それによる弊害が出たりするのが遅かったし、戦争のダメージでそれどころじゃなかった、というのもあるでしょう。
それと高度成長のあと、こんどは子供たちが余り固いものを食べなくなって、顎が退化し、ゴツイ歯を収めるスペースがなくなって、歯並びが悪くなって、さらに歯垢が溜まりやすくなった、しかも、固いものを食べなくなって唾液の分泌も減り、歯垢が溜まりまくりになった、というのが日本人の歯の不幸トリプルではないでしょうか。
あ、もうひとつありました。
日本人にはキスの習慣が(あまり)ありませんよね。欧米ではコミュニケーションの大事な手段なので、そのために歯並びを大切にするそうですが、それがないのも原因でしょう。