フレアーアウトとは、前歯の歯並びが前方に放射状に倒れていく現象です。
それまできちんと並んでいたはずの歯並びが、年齢とともに徐々に前方に突き出るようになる「出っ歯」や歯と歯の間隔が次第に開いてくる「すきっ歯」になっていきます。
痛みもなく非常にゆっくりと進行するため、自分では気づかないことが多く、30〜40代になってから、そういえば前歯の歯並びが昔と違う?と思うことが多いのです。
噛み合わせなどが原因で起こる現象のため、就寝中に歯ぎしりを行っている場合だと、かなりの確率でフレアーアウトが起こっていると考えられます。
歯は動いてしまうと元に戻りませんので、歯列矯正や噛み合わせの調整が治療法となります。