立川活き活き歯科の日記

歯やお口に関係することはもちろんのこと、健康に関する記事を載せていきます。

ドライマウスを疑う症状

■急に虫歯が増えた
唾液は虫歯の予防や修復を行う大切な味方です。
プラーク酸性食品にさらされて溶かされた歯の表面を再石灰化で修復する効果が弱くなることとなります。
そのため、それまで何十年も虫歯もなく歯を維持できていたのが、急に虫歯が全体に広がりだした場合。
年齢が原因かと思われる虫歯の陰でドライマウスが影響している可能性があります。

口内炎ができやすくなった
唾液は口の中の潤滑材の役目もしています。
歯が磨耗によって鋭く尖ってきても、唾液の潤滑材の働きがあれば、舌や粘膜に傷をつけない働きが期待できますが、唾液が少なくなると、粘膜が刺激に対して傷つきやすくなり、口内炎が増えることがあります。
歯の形が原因で起こる口内炎が増えてきたときは要注意です。

■口臭が気になりだした
唾液が減少するということは、口の中の細菌や臭い成分などを洗い流す力が弱くなっているということです。
そのため緊張する場面で口が渇いた状態が続けば口臭が強くなると同じように、ドライマウスは口臭を悪化させる可能性があります。

■入れ歯が痛くなりやすくなった
入れ歯は、唾液を利用することで、吸着させ安定させたり、粘膜との摩擦を減少させる働きがあります。
入れ歯が「当たり」やすくなったり、舌が入れ歯に張り付きやすくなるとドライマウスの影響を考えても良い状態になります。

■食べにくい
口の中が乾くため、食事が粘膜や歯に張り付いて食べにくいことがあります。
ひどくなると舌が乾燥気味になりピリピリしたりすることもあります。