舌の観察は、自分の健康状態や、口臭があるかどうかを調べるのに必要な作業です。
舌の色や、形、汚れ具合などで、その人の健康状態がある程度わかるのです。
毎朝、鏡を見るように、朝の歯磨きのときや、寝る前の歯磨きの時には、必ず舌の観察をしましょう。
舌の色が、きれいなピンク色で、舌にある突起物=舌乳頭(ぜつにゅうとう)が突起している状態が健康な舌の状態です。また、舌が腫れていたり、ひび割れているなどの、異常がある場合は舌の病気の可能性があります。舌が白くて厚い舌苔(ぜったい)が、付いている場合は、舌の状態をしっかりと知ることができなくなります。
舌苔は適度にとりましょう!
そして毎日チェックすることで、自分の健康状態の変化を知りましょう。
舌はいろんな情報を教えてくれます。
では、どんな舌がどんな情報を教えてくれるのでしょう?
舌の周りがデコボコになって舌がむくんでいる場合は、体内の水分が多いという合図です。この場合は、胃腸が弱っているかもしれないということを教えてくれています。
本当に胃腸が弱ったためのむくみであれば、食欲不振や貧血、顔色の悪さなどの症状も合わせて出るでしょう。
舌は、体調を教えてくれるだけでなく、色で血液の状態も表してくれます。
舌の色が白いときは、貧血ぎみ、赤いときは、発熱中、黒ずんでいるときは、血液が濃くなって、ドロドロしているという信号です。
また、舌苔が分厚いときは、胃腸に障害があることもあります。
もちろん臭いも発するでしょう!
このように舌は、ありとあらゆる健康状態を教えてくれる、情報屋さんなのです。
毎日の舌の観察で、舌の状態をチャックすることは、とても大切なことです。
舌は、皆さんの健康状態の鏡です。