「口腔がん」は総称ですので、口の中のどの部位に癌が発症するかで更に細かく名称が分けられます。
その中でも日本で最も多いのが舌にできる「舌癌」で、口腔がんの約60%を占めているそうです。
これは舌の前3分の2までのところ、それも主に歯の当たりやすい舌の側縁部や裏側に多く発症する癌で、その為口を開けた時に肉眼でも見えることから、比較的発見しやすい癌とも言えます。
しかし口内炎などと似たような症状であるため、癌だと気付かず見逃してしまうことも多く、しかも舌癌の場合は初期からリンパ節への転移が起こりやすいこともあって、注意していないと非常に危険でもあります。