立川活き活き歯科の日記

歯やお口に関係することはもちろんのこと、健康に関する記事を載せていきます。

唾液の分泌不足が起こる病気もある

唾液の現象が、年齢に伴い生理的な衰えが原因で起こることもありますが、病気などが原因で起こる場合もあります。
50歳代の女性におこる「シェーグレン症候群」がその1つです。

原因が特定しにくい自己免疫疾患の一つで難病と言われています。
膠原病を患っている人の一部に発症したり、唾液の分泌不足や、目の乾きなどの症状のみとして現れるケースがあります。
日本では現在10万人の患者さんがいると言われています。

唾液が少なくなると口の中では、虫歯になりやすい、口内炎ができやすい、口臭がきつくなる、入れ歯が擦れて痛くなる、味覚がおかしくなる
などに日常生活に支障が出ることがあります。

シェーグレン症候群は治癒することが難しいので、対症療法として、唾液の分泌を促進する薬剤や人工唾液の補充、しっかりとしたブラッシング、などが中心となります。

水を飲まなければ食事が出来ない、しゃべっているうちに口が渇いて会話が続かないなど、口や目、鼻などの極端な乾燥が気になるようであれば、一度病院で相談してみましょう。