立川活き活き歯科の日記

歯やお口に関係することはもちろんのこと、健康に関する記事を載せていきます。

もち麦の効果とは

みなさん、「もち麦」をご存知ですか?

健康への関心が高まる今日、手軽に健康効果をプラスできると注目の「もち麦」。

どのような効果があるのでしょうか。

 

もち麦は、私たちが普段食べている精白米(うるち米)と比べて粘り気が強く、粒の真ん中に黒い線が入っているのが特徴で、栄養素が豊富に含まれています。

 

もち麦の特徴>

  • 食物繊維が白米の20倍!

もち麦は、水溶性食物繊維の一種である「大麦β-グルカン」が豊富なのが特長で、食物繊維量は白米の17倍も含まれています(食品100gあたり)。大麦β-グルカンは一緒に食べたものの消化吸収を緩やかにし、糖質の吸収を抑える働きがあります。そのため食後の血糖値上昇を抑えて、血中コレステロール値の正常化作用も期待できます。また腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える作用があります。お通じの改善や中性脂肪をためないカラダづくりをサポートしてくれます。肥満や大腸がんの予防対策としてもおすすめです。

 

たんぱく質は筋肉や血液、臓器などカラダをつくる要素として欠かせない栄養素ですが、もち麦100gあたり、10.6gも含まれています。白米のたんぱく質は6.1g(100gあたり)なので、2倍近くの差があります。

 

  • ビタミン・ミネラルが豊富

  ミネラルはカラダの組織構成や、生理機能の維持・調節などに必要な栄養素ですが、体内では作られず食材から補う必要があります。精白米にはほとんど含まれていませんが、もち麦にはマグネシウムカリウム亜鉛、鉄など豊富なミネラル成分が含まれています。女性がとくに不足しがち栄養素なので、もち麦をプラスするだけで気軽に摂れるのは嬉しいですよね。

 

もち麦の効果>

  • 食後の血糖値上昇を抑制

もち麦に含まれる「大麦β-グルカン」には糖質の吸収を緩やかにする働きがあります。

食後の血糖値が急激に上昇することを抑えるため、糖尿病や動脈硬化などにかかりづらくなる、太りづらくなる、身体の糖化が抑えられるなど身体を健康に保つ効果があります。

 

  • 便秘解消効果

もち麦に豊富に含まれる不溶性食物繊維には、便のかさを増やす効果、大腸の運動を促す効果があり、水溶性食物繊維には便を柔らかくゼリー状にする効果があります。

 

  • 腸内環境改善効果

もち麦に豊富に含まれる食物繊維は、大腸へ届いて腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を改善させる効果があります。便通改善に加え、病気やアレルギーの予防や美肌など、さまざまなメリットが期待できます。

 

体外に排出させる効果もあることがわかっており、この効果により心臓疾患のリスクを低減させることが実証されています。

 

 

もち麦のデメリットは?>
よいことづくめのように思われるもち麦ですが、食べ過ぎなどによる危険や副作用などのデメリットはないのでしょうか?食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維という2つの種類があります。

食べすぎると便のかさが増えすぎて逆に詰まることがある=便秘の原因となることもあると言われているのは、不溶性食物繊維。

便の水分量を増やしてやわらかく保つ水溶性食物繊維とのバランスをとることが大切であるといわれています。

 

もち麦は不足しがちな水溶性食物繊維をたっぷりと含んでおり、その量は不溶性食物繊維の2倍以上です。また、一般的にも通常の食事では食物繊維の過剰摂取の心配はないと言われています。もち麦だけを食べるというような極端なことは避け、バランスのとれた食事を意識していれば、特に心配をする必要はないでしょう。

 

 

 

白米にもち麦を入れて炊飯するだけで、食物繊維を手軽に取り入れることが出来るので、健康づくりにもち麦を使ってみてはいかがでしょうか?