立川活き活き歯科の日記

歯やお口に関係することはもちろんのこと、健康に関する記事を載せていきます。

ご存知ですか?経皮毒

ご存じですか?経皮毒

 

 

普段私たちは体内に吸収する時、

口から食べ物を入れて栄養を吸収する【経口吸収】、

皮膚から吸収する【経皮吸収】、

呼吸から吸収する【経気道吸収】があります。

 

口や呼吸から吸収されるのはなんとなくイメージがつくかと思いますが、皮膚から・・?

と思われる方もいらっしゃると思います。

また、食べ物には気を付けているけど、意外とシャンプーや洗剤、化粧品はあまり気にしていなかった。という方もいらっしゃると思います。

 

では、少し話を変えて、次のような症状でお困りの方はいませんか?

・皮膚トラブル(手湿疹、頭皮のかゆみ、薄毛など)

・アレルギー(アトピー性皮膚炎、花粉症、喘息など)

・婦人病(不妊症、子宮内膜症子宮筋腫など)

 

このような症状は経皮吸収による経皮毒が大きく関係しているとも言われています。

 

私たちの皮膚は何重構造にもなって外界からの細菌や有害物質の侵入を防いでいます。

ところが、洗剤等に含まれている界面活性剤はそのバリアを破る力があります。

そして、体の部位によって経皮吸収される度合いが異なります。

 

経皮吸収は腕や顔の皮膚からだけでなく、頭皮や全身の粘膜からの吸収も含まれます。

腕の皮膚が1とすれば、頭皮は3.5倍、口の中の粘膜は10~20倍、女性のデリケートゾーンは42倍といわれています。

なので、女性のナプキンも化学物質の少ない製品or布製のナプキンにすると婦人科系のトラブルも減るのではないかと言われています。

 

 

 

経口毒とさせる食品添加物残留農薬などは肝臓で解毒されるため、約90%は体外に出すことができます。

しかし、経皮毒は皮膚や粘膜からシャンプーや歯磨き粉などに含まれている化学物質が体内に90%残ってしまいます。特に舌下での吸収はとても速いです。

 

また、皮膚から吸収された化学物質は10日かかっても10%も排出されません。

 

少量では、中毒症状は出ませんが、毎日使っているうちに体内に蓄積されていく性質があります。

経皮吸収された毒は、外部に排出されることが難しく、血液や脂肪中に蓄積されたり、体外に排出させるために働いてくれる腎臓や肝臓に大きな負担をかけてしまうのです。

 

 

では、どうしたよいのか。

 

次回、その事についてお伝えします。

 

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