立川活き活き歯科の日記

歯やお口に関係することはもちろんのこと、健康に関する記事を載せていきます。

エドガー・ケイシー療法の原理は『CARE』

エドガー・ケイシーの元に寄せられた相談はおよそ2万件あります。

そのうち病気の治療や健康に関するものはフィジカルリーディングあるいは医療リーディングに分類され、全体の7割近くを占めます。さらに、ケイシーのアドバイスには一貫する治療原理がみられ、ケイシーの研究家たちによってまとめられたのが次の4つの柱で、その頭文字をとって『CARE』と呼んでいます。

C(Circulation)「循環」

A(Assimilation)「消化吸収」

R(Relaxation)「休息」

E(Elimination)「排泄」

例えば、1本の樹が生き生きとしたたくさんの葉を茂らせ充実した果実を実らせるには土台である根が健康でなければいけません。人間も同じで、これらの4つの機能(土台)が正常に働いていれば健康を維持することができて、たとえ少しでもバランスを崩すようなことがあってもそれを回復しようとする内なる治癒力・・・自然治癒力が高まります。

ではこの『CARE』を実践するにはどうしたらよいか。

ケイシーのリーディングでは具体的に次のような治療方法を勧めています。

 

*C(Circulation)『循環』 体液(血液・リンパ液)やエネルギーの流れ

■オイルマッサージ

ケイシーは体液の循環を高める方法として、オイルマッサージを勧めました。血流は再建する力を身体に運ぶだけでなく、使用済みの力を捕らえて体内の様々な部位にある毒素などを排泄させるため、マッサージが非常に効果的であるといいます。

使用するオイルはオリーブオイル、ピーナツオイル、ヒマシ油などがあり、状態により単体やブレンドして使い分けます。

 

粘膜系にはオリーブオイル、筋肉や関節などの筋骨格系にはピーナッツオイル、免疫系にはヒマシ油の温熱パックをするとより効果的です。

オイルマッサージをすると、体中の神経に刺激が与えられ、血行促進し毒素排泄、体液の交換などがスムーズに行われるようになります。

オイルマッサージは家庭でも簡単に実行することができます。

 

オステオパシー

オステオパシーとは、1874年にアメリカ人医師アンドリュー・テイラー・スティル博士によって発表された自然医学です。

スティル博士は、

・人間の身体はひとつのものとして機能しているユニットである

・機能は構造を支配し、構造は機能を支配する。

という原則を発見し、それには血液の循環がもっとも重要であると考えました。

そしてその考えをもとに、手技によって自然治癒力を導き出し、健康を回復する治療法を生み出しました。これがオステオパシーです。

オステオパシーは筋骨格構造をバランスよく整列させ、神経の圧迫を取り去り、血液を体の隅々に行き渡らせることによって、体が自ら治すよう自然治癒力を高める治療法なのです。

 

ケイシーはこの治療法を高く評価しており、多くの人々に勧めました。

最近、日本でもこの分野の関心が高まり、専門に施術する医院が増えてきています。

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