歯の神経には以下の働きがあります。
■栄養補給
歯の内部にある象牙質に栄養を補給して、象牙質の成長させる。
■細菌からの防御
虫歯などの細菌が、歯の内部に侵入するのを防ぐ防御機構として働く。
■象牙質の修復
歯の神経は、表面のエナメル質の刺激に対しては、それほど痛みやしみたりを感じることはありません。歯の内部にある象牙質に刺激があると、痛みなどを感じることが多くなります。
虫歯の治療でエナメル質を削っても痛くないのに、象牙質を削る際には痛みを感じやすいのはこのためです。
歯の神経まで虫歯が進行した場合、神経を取りますが、そうすると歯に栄養が行き渡らず、歯はもろくなってしまいます。
そのためそのまま放置はせず、しっかり完治させましょう。
万が一歯が折れてしまうと抜かなければなりません。
そして、抜いてしまうと差し歯は立てられないので注意が必要です。