立川活き活き歯科の日記

歯やお口に関係することはもちろんのこと、健康に関する記事を載せていきます。

歯肉の異常に潜む病気

慢性根先性歯周炎

歯茎の表面におできのような無痛性の膨らみができ、ときどき腫れたり、押すと膿が出てきたりすることがあります。
このおできは、歯の内部の汚れが原因でできる炎症反応の結果なので、おできそのものの治療はありません。
原因となっている歯の治療が必要です。


咬傷

頬の粘膜を噛んでしまうと、一部がただれたり、血豆になって腫れたりします。
歯の生えている位置や歯の形態が原因と考えられます。慣れると噛まないようになることもありますが、頻繁に噛むようであれば、歯の形態の調整を行なうと改善することもあります。


ドライソケット

親知らずを抜いた後などに、まれに起こります。抜く際に一時的に口の中に露出した顎の骨が、歯茎になかなか覆われないために、抜歯後数週間にわたって痛みが続くことがあります。
抜歯の際の手際は、あまり関係ありません。
治療によって次第に改善します。


下顎隆起

下の歯の奥歯の内側(舌側)にボコボコとした膨らみがあることがあります。
時間をかけてすこしづつ大きくなることもあります。症状は特になく、鏡を見て初めて気がつくことも多いようです。
歯ぎしりなどの刺激が原因で起こる骨の反応で、そのままでも問題ありません。