私たちが生きるためのエネルギー源である食べ物は、まず口に入れ、各々の消化器官で消化吸収され、栄養となります。
健康な生活をおくるためには正しい食生活が大事ですが、食物を摂れば、それがそのまま全身の栄養となるわけではあります。
食べ方や、いかに楽しく食べたかの心理状態にも大きく左右されます。
そして歯で食べ物を噛み切ったり、噛み砕く咀嚼運動には重要な一面があります。
口腔と胃は英語でストマ(Stoma)、ストマック(Stomach)と類似しているように、口と胃は兄弟のように密接な関係にあります。
食物を口の中で十分に咀嚼することは、胃での消化を良くするだけでなく、後に続く小腸や大腸にも消化吸収の良い影響を及ぼします。
このように口から始まる消化器系の器官は一連のつながりがある家族のようなものです。
そして、『初めよければ終わりよし』と言われる通り、食物を最初に口の中でよく噛む事が大切であり、そのためにも丈夫な歯が必要なのです。