立川活き活き歯科の日記

歯やお口に関係することはもちろんのこと、健康に関する記事を載せていきます。

ジュースに含まれる砂糖の量は?

普段、ジュースやスポーツドリンク、甘い紅茶や甘いコーヒーを飲みますか?

この清涼飲料水の中にどのくらいの佐藤が含まれていると思いますか?

 

例えば、

コーラ:500ml:56.6g

カルピスソーダ:500ml:43.5g

ポカリスエット:500ml:31.0g

野菜ジュース:200ml:13.4g

なっちゃんオレンジ:280ml:30.0g

午後の紅茶ミルクティー:500ml:39.0g

微糖コーヒー:500ml:12.0g

 

このように砂糖が含まれています。

 

砂糖の一日の摂取量は小児で15~20g、成人で25gくらいと言われています。

なので、、、ペットボトル1本飲んでしまうと、一日の砂糖摂取量をかなり超えてきてしまいます。

砂糖の摂りすぎ特に精製された「白砂糖」や飲料などによく使用される「果糖ブドウ糖液糖」は身体によくありません。

・虫歯

・肥満

・糖尿病

・カルシウムが骨から溶け出す

・筋肉が弱くなる

・免疫力の低下

・腸内環境の悪化

・集中力の低下

などさまざまな問題があります。

 

ジュースなどを飲んではいけないわけではありませんが、一日コップ一杯程度、量を決めてダラダラと飲まないようにしましょう。

子どもの頃からいつのもむ習慣がついてしまうと、虫歯や肥満など生活習慣病になる可能性が高くなります。

ジュースなどの清涼飲料水は飲まなくてもよい物です。

身体の事を考えて、水分補給はお茶や水をおすすめします。

 

 

マスク生活が口の機能低下をもたらす!?

 

 

コロナ禍の新しい生活様式により、マスク生活が当たり前のようになりました。

そんな中、マスクをすることで無意識に「口呼吸」をしていると感じている人も増えているのではないでしょうか?

 

口呼吸は様々な健康問題につながると言われています。(過去のブログをご覧ください)

では、なぜマスクをすると口呼吸になりやすいのでしょうか?

マスクをすることで、「気道の抵抗が増える」というのが原因になります。

本来、私たちが鼻から吸った空気は鼻毛や線毛で花粉やほこりが取り除かれ、身体にとって害のないきれいな空気となって気道から肺へと送り込まれています。

つまり、鼻から入った空気は数々のフィルターを経て、肺に届くのです。

 

一方、口から吸った息は、そのまま気道に流れるので、抵抗が極端に少なくなります。

「マスクをする=フィルターが増える」という事なので、抵抗が増えて息苦しさを感じやすくなります。

なので、つい楽な口呼吸になってしまうのです。

 

 

口呼吸をすることで口腔機能が低下するとはどういうことか?

それは、口呼吸はいつも口を開けているという事なので、

ドライマウスになりやすくなる

②舌の筋肉が衰えるので、舌苔が付きやすくなる

歯周病になりやすく、歯垢もつきやすい

④その他、うつ病気管支喘息、糖尿病など全身に影響します

 

 

口呼吸をするメリットは何もありません。

むしろ、デメリットだらけです。

今一度、自分が口呼吸をしていないか、確認してみてください。

 

金属アレルギーと口腔内の関係

 

金属アレルギーとは、汗や唾液などによって金属から溶け出した金属イオンがたんぱく質と結合し、それを体が異物とみなし拒絶反応を起こすことによって起こります。

 

金属アレルギーには2種類あり、

①局所性金属アレルギー

 金属が触れることでその部分に症状が現れる局所性金属アレルギーです。

 例えば、ネックレスやピアスが触れた所が赤くなったり、痒くなったりします。

 

②全身性金属アレルギー

 金属が触れていない部位に症状が現れるのが全身性金属アレルギーです。

 例えば、手のひらなど汗をかきやすい場所に現れます。

症状が出てくるのは、金属がある程度の濃度に達した時に発症します。

 

 

金属アレルギーは肌に触れることで起こるとは限りません。

口腔内に銀歯等の金属がある事でも影響してきます。

問題点として大きく3つあります。

①電磁波 ②イオン化 ③電流 です。

詳しくは当院HPに記載してありますので、ここでは簡単に説明します。

 

金属アレルギーの方は特に②のイオン化が問題となります。

イオン化とは、溶け出すことです。

歯科金属は年月をかけてお口のかで溶け出します。

それが全身に回り、皮膚に出たり、臓器に蓄積されていきます。

皮膚科に行ってもなかなか治らない肌荒れやかゆみの原因は、もしかしたらお口の中の金属が影響しているかもしれません。(※全てが関係しているとは限りません)

 

 

当院では患者様の長期的な健康を重視しております。

そのため、金属を使わない「メタルフリー治療」を推奨しております。

気になる症状がある方、金属を取って白い物に変えていきたい方は是非、ご相談ください。

 

 

噛むことと脳への刺激について

 

 

みなさん、お食事の際によく噛むことを意識していますか?

よく噛むことのメリットの一つに「脳への刺激」があります。

ある研究によると、よく噛むと運動野の中の咀嚼中枢がある場所や、その他でも血流量が増加し、活性化するという結果があります。

脳が活性化することによって集中力の向上、リラックス効果、ストレスの軽減などの効果がみられることが明らかになっています。

 

【なぜ噛むことで脳が刺激される?】

よく噛むことで、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚という五感の情報が脳に送られます。口の中は髪の毛が一本紛れ込んだだけでも違和感があるほど敏感な感覚を持っています。

咀嚼をすることで、脳に多くの情報が送られ、脳の感覚系と運動系の間で様々な情報が飛び交い、同時にあらゆる部位を活性化させています。

 

【噛むことのメリット】

★認知力の向上

★記憶力の向上

★肥満防止

★ストレス・不快感の軽減

★幸福感の増加

など様々なメリットがあります。

 

なので、歯を失い、そのままの状態にしておくときちんと噛むことができません。

そうすると、上記のメリットが薄れるとともに脳の神経細胞の数が減り、認知症などのリスクも高まってしまいます。

他にも、噛み合わせが乱れて身体の不調が出たり、顔の形も変わってきてしまいます。

歯を失った場合には、そのままにせず、何かしら補う治療をしましょう。

 

子どもの歯並び

子どもの歯並びは将来にかかわる問題だけでなく、親御さんも気にされている方が多いようです。

小児矯正は大人の矯正と目的が異なります。

小児矯正は、ただ歯を動かすだけではなく、成長発育を利用して骨格の状態を改善することが出来ます。

矯正は、子供のうちに治療する方が大人になってから治療するよりも容易に正しい位置に歯列を促すことが出来ます。

 

基本的に、小児矯正では、「一期治療」と「二期治療」に分けられます。

一期治療は6歳~12歳くらいが対象で、骨の成長を利用して顎の骨の形やバランスを整え、歯が生えてくるスペースを確保することが目的です。

 

二期治療は12歳以降が対象となり、永久歯が生え揃ってから歯列を移動させ、歯並びを完成させます。

基本的には、一期治療と二期治療はセットで行っていくと考えていただくと良いです。

 

 

<小児矯正治療が必要な歯並び>は以下のものがあります。

  • 上顎前突(出っ歯)

上の前歯が大きく前突している状態

 

  • 交叉咬合

上顎の歯並びが狭いために、下顎を横にずらして噛んでいる状態

 

  • 反対咬合(受け口)

下顎の前歯が上顎の前歯よりも前にある状態

 

  • 叢生

前歯がガタガタな状態

 

  • 開咬

奥歯は噛んでいるが、上下の前歯が噛み合っていない状態

 

  • 過蓋咬合

噛み合わせた時に上の前歯が下の歯を覆い、全く見えない状態

 

 

<小児矯正を行うメリット>

★虫歯予防

歯並びが良くなることで歯が磨きやすくなってたり、食べカスが溜まりにくく虫歯リスクを低減できます。

 

★顔のバランスを整える

子どもの時期に顎は成長します。噛み合わせの悪い状態を放置しておくと、顎の成長に偏りが出て顔のバランスが崩れる可能性があります。なので、顎の成長と共に矯正を行うことで噛み合わせや顔・顎のバランスが整います。

 

★体の成長・脳の発達をスムーズにする

1本1本正しい歯の役割を果たし、きちんと「噛む」ことが出来れば、何でも食べられるようになり、栄養の吸収効率の向上、脳への刺激も期待できます。また、指しゃぶりや舌癖などの癖は噛み合わせや全身の健康にも影響します。悪い癖や習慣は適応能力が優れている子供のうちに直し、歯列矯正と並行しながら顎の発育に悪影響を及ぼす癖を治し、健康な成長を促すことができます。

 

★呼吸の改善

歯並びが乱れているお子さんによく、鼻づまりや口呼吸の傾向があります。口呼吸は身体へさまざまな弊害があります。

・細菌やウイルスに感染するリスクが高まる

・虫歯や歯肉炎を起こしやすい

・顔つき、顔のバランスが悪くなる などです。

歯並びを良くすることで、鼻呼吸にもなり、顔の形や身体の健康にもつながります。

 

このように小児矯正を行うことで様々なメリットがあります。

 

 

大切な事としては、お子さん一人で矯正治療を行うのはなかなか難しいです。

お子さんご自身の努力と、保護者の方のご協力が必要になってきます。

 

詳細は当院HPをご覧いただくか、お問い合わせください。

 

もち麦の効果とは

みなさん、「もち麦」をご存知ですか?

健康への関心が高まる今日、手軽に健康効果をプラスできると注目の「もち麦」。

どのような効果があるのでしょうか。

 

もち麦は、私たちが普段食べている精白米(うるち米)と比べて粘り気が強く、粒の真ん中に黒い線が入っているのが特徴で、栄養素が豊富に含まれています。

 

もち麦の特徴>

  • 食物繊維が白米の20倍!

もち麦は、水溶性食物繊維の一種である「大麦β-グルカン」が豊富なのが特長で、食物繊維量は白米の17倍も含まれています(食品100gあたり)。大麦β-グルカンは一緒に食べたものの消化吸収を緩やかにし、糖質の吸収を抑える働きがあります。そのため食後の血糖値上昇を抑えて、血中コレステロール値の正常化作用も期待できます。また腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える作用があります。お通じの改善や中性脂肪をためないカラダづくりをサポートしてくれます。肥満や大腸がんの予防対策としてもおすすめです。

 

たんぱく質は筋肉や血液、臓器などカラダをつくる要素として欠かせない栄養素ですが、もち麦100gあたり、10.6gも含まれています。白米のたんぱく質は6.1g(100gあたり)なので、2倍近くの差があります。

 

  • ビタミン・ミネラルが豊富

  ミネラルはカラダの組織構成や、生理機能の維持・調節などに必要な栄養素ですが、体内では作られず食材から補う必要があります。精白米にはほとんど含まれていませんが、もち麦にはマグネシウムカリウム亜鉛、鉄など豊富なミネラル成分が含まれています。女性がとくに不足しがち栄養素なので、もち麦をプラスするだけで気軽に摂れるのは嬉しいですよね。

 

もち麦の効果>

  • 食後の血糖値上昇を抑制

もち麦に含まれる「大麦β-グルカン」には糖質の吸収を緩やかにする働きがあります。

食後の血糖値が急激に上昇することを抑えるため、糖尿病や動脈硬化などにかかりづらくなる、太りづらくなる、身体の糖化が抑えられるなど身体を健康に保つ効果があります。

 

  • 便秘解消効果

もち麦に豊富に含まれる不溶性食物繊維には、便のかさを増やす効果、大腸の運動を促す効果があり、水溶性食物繊維には便を柔らかくゼリー状にする効果があります。

 

  • 腸内環境改善効果

もち麦に豊富に含まれる食物繊維は、大腸へ届いて腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を改善させる効果があります。便通改善に加え、病気やアレルギーの予防や美肌など、さまざまなメリットが期待できます。

 

体外に排出させる効果もあることがわかっており、この効果により心臓疾患のリスクを低減させることが実証されています。

 

 

もち麦のデメリットは?>
よいことづくめのように思われるもち麦ですが、食べ過ぎなどによる危険や副作用などのデメリットはないのでしょうか?食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維という2つの種類があります。

食べすぎると便のかさが増えすぎて逆に詰まることがある=便秘の原因となることもあると言われているのは、不溶性食物繊維。

便の水分量を増やしてやわらかく保つ水溶性食物繊維とのバランスをとることが大切であるといわれています。

 

もち麦は不足しがちな水溶性食物繊維をたっぷりと含んでおり、その量は不溶性食物繊維の2倍以上です。また、一般的にも通常の食事では食物繊維の過剰摂取の心配はないと言われています。もち麦だけを食べるというような極端なことは避け、バランスのとれた食事を意識していれば、特に心配をする必要はないでしょう。

 

 

 

白米にもち麦を入れて炊飯するだけで、食物繊維を手軽に取り入れることが出来るので、健康づくりにもち麦を使ってみてはいかがでしょうか?

 

 

国民皆歯科健診とは?

 

6月に政府は全国民に毎年の歯科検診を受けてもらう「国民階歯科健診」の導入に向け、検討する方針をまとめました。

 

歯の健康を維持して他の病気の誘発を抑え、健康寿命を延ばすことで医療費の抑制を目指したいとしています。

 

日本歯科医師会は今後3年~5年をめどに取り組みを進めていく考えを示しました。

現在、日本では高校生までは歯科健診が義務付けられていますが、大学生や社会人は対象となっておらず、自治体や企業などによって健診の在り方が違います。

 

日本では歯科の受診率が非常に低く、痛くなったら歯科医院を受診するという人が多いのが現状です。日本人の30歳以上の約8割が歯周病の症状を持っており、これを放置すると中高年で歯を失い始めます。歯周病は“沈黙の病”とも言われ重度になるまで自覚症状なく進行する特徴があります。

歯が揺れる・歯肉が腫れるなど歯周病の自覚症状があると既に手遅れになっている場合が多いです。

 

お口の健康と全身の健康は密接に関係しています。

歯周病と関係が指摘されている病気は、

脳梗塞

誤嚥性肺炎

心筋梗塞

・心内膜炎

動脈硬化

・糖尿病

・低体重児出産

・早産

などあらゆる病気と関連しているのです。

 

国民皆歯科健診を行うことで歯科疾患の早期発見・早期治療を行い、その結果お口の健康、全身の健康増進につながり、平均寿命と健康寿命の差を縮め医療費の減少をもたらすことが期待されています。

まだ色々と議論されている最中であるので、どのようになっていくか、政府の発表を待ちましょう!

 

ですが、この発表を待つ前に、ご自身自らお口の定期健診に通うようにしましょう。

何歳になっても自分の歯で美味しく食事をしたいですよね?

その為には歯科医院でのプロのケアが大切になってきます。

「毎日きちんと歯磨きしているから大丈夫!」とおっしゃる方もいるかもしれません。

しかし、自分で歯石を除去するには限度があり、汚れが溜まっていきます。

プロによる定期的なクリーニングにより清潔なお口を維持し、健康も維持しましょう!