コロナ禍の新しい生活様式により、マスク生活が当たり前のようになりました。
そんな中、マスクをすることで無意識に「口呼吸」をしていると感じている人も増えているのではないでしょうか?
口呼吸は様々な健康問題につながると言われています。(過去のブログをご覧ください)
では、なぜマスクをすると口呼吸になりやすいのでしょうか?
マスクをすることで、「気道の抵抗が増える」というのが原因になります。
本来、私たちが鼻から吸った空気は鼻毛や線毛で花粉やほこりが取り除かれ、身体にとって害のないきれいな空気となって気道から肺へと送り込まれています。
つまり、鼻から入った空気は数々のフィルターを経て、肺に届くのです。
一方、口から吸った息は、そのまま気道に流れるので、抵抗が極端に少なくなります。
「マスクをする=フィルターが増える」という事なので、抵抗が増えて息苦しさを感じやすくなります。
なので、つい楽な口呼吸になってしまうのです。
口呼吸をすることで口腔機能が低下するとはどういうことか?
それは、口呼吸はいつも口を開けているという事なので、
①ドライマウスになりやすくなる
②舌の筋肉が衰えるので、舌苔が付きやすくなる
口呼吸をするメリットは何もありません。
むしろ、デメリットだらけです。
今一度、自分が口呼吸をしていないか、確認してみてください。