立川活き活き歯科の日記

歯やお口に関係することはもちろんのこと、健康に関する記事を載せていきます。

口の中を疑ってみる

今まで日本の歯学界では、口の中の金属については、加工のしやすさや耐蝕性を重点に考えられてきました。しかし、口の中はまさに「すごく敏感な体内」で、イヤリング・ネックレス・リング等の金属アレルギーより、口の中」は条件的にもずっと厳しい環境にあるという事実に、歯学界は目を背けてきました。


例えば、歯に詰めた金属アレルギー性皮膚炎が発症する場合があります。こうした場合、有害な金属を除去し、その人に合った、歯科材料に置換することで治ります。皮膚科ではステロイド剤の投与など対症療法になるので、完治が望めないばかりか、ステロイドによる副作用の発現も考えられます。


腰が痛いとしたら、整形外科ではどういう治療をするでしょうか。まず、骨盤のレントゲンを撮って、「骨盤が曲がってますね」となって、場合によっては手術します。左右の高さがずれている靴を履いていれば、骨盤はゆがみ、腰は痛くなります。治療法は、靴の高さを合わせることになります。

これまでに、多くの病院等で治療しても治らなかった患者さんでも50%以上の患者さんが治ると言われています。もちろん、歯科治療ですべての病気が完治するわけではありません。

読者のみなさんは、原因不明で体に痛みや不調があるとき、今までは歯医者に行ってみるという選択肢はなかったでしょうが、「歯の詰め物」も大きな原因の一つとして考え、チェックするのがいいと思います。

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