一見全く関係のない病気だと思いますが、これ程までに密接したものはありません。
歯周病の細菌が血管内に入ると、腫瘍懐死因子αの産生が高まります。
それによりインスリンの生産が妨げられてしまいます。結果血糖値はどんどん上昇していきます。
さらに歯周病も同時進行するという最悪のパターンになってしまいます。
身体はそういう状態を回復させようと、インスリンをどんどん産出しますが、今度はそれが仇となり『高インスリン血症』という症状を起こしてしまいます。
この状態が長引けば長引くほど、インスリンの産生細胞に負荷がかかり、いずれは弱まっていく結末に。
こうなってしまうと、もう末期の状態になっているのです。