立川活き活き歯科の日記

歯やお口に関係することはもちろんのこと、健康に関する記事を載せていきます。

入れ歯の違和感

入れ歯には違和感があります。
それは誰にでもわかる事ですが、どの程度なのかは実際に自分自身がやってみないとわからないものです。
個人差もあります。

入れ歯は、靴に例えると良くわかります。

例えば 40才や50才になって生まれてはじめて靴を履いた人がいたとすると、とても違和感があると思います。
はじめての入れ歯はそれと似ています。

そういう人は日本ではあまりいないかもしれませんが、未開の地でははだしで暮らしている人もいると思います。
その人にピッタリの皮靴をつくってあげて「さあ 履いてごらん」というと、きっとその人は「なんだこれ!こんな物履いたら痛いし、歩きにくいよ!」と言うと思います。

40年 50年 靴なしで生活していたら、はじめての靴はきっとしめつけられ、窮屈に感じるでしょう。

靴に慣れていない人は、「靴をはいたら歩けないよ」と言うでしょうが、我々靴に慣れた人は「靴がなければ歩けないよ」と言います。

入れ歯も同じなのです。

入れ歯をはじめて入れた人は「こんなの入れたら食事しづらいよ」と言うでしょうが、もう使いこなしている人は「入れ歯がないと食事しづらい」ときっと言います。

要は慣れなのです。慣れなければない方がいいと思うし、慣れてしまえばあった方がいいのです。

最初の違和感を我慢して乗り切れば、「靴がないと歩けない」と同じ様に絶対必要で頼りになるものなのです。
入れ歯は違和感を乗り越えて挑戦する心が必要なのです。


「私は入れ歯に慣れるかしら?」ではなく、「よし。入れ歯に挑戦して物にするぞ」という心が必要なのです。