立川活き活き歯科の日記

歯やお口に関係することはもちろんのこと、健康に関する記事を載せていきます。

歯が変色する原因・・・灰色あるいは黄色くなっている(白い線が入っている場合もある)

妊娠中や子供の時に飲んだ薬(テトラサイクリン系抗生物質)の副作用

歯は生えてくるまでに長い時間をかけて作られます。顎の骨の中で骨の基になるものが出来、それに少しずつカルシウム等の無機塩類が沈着して硬くなって歯の形になります。形がほぼ整うと歯ぐきを突き破って口の中に出てくるのです。前歯ではそれに要する期間は、4〜5年です。この間常に同じ状態で歯が形成されるのは不可能です。病気になったり薬を飲んだりすることによって、何らかの障害が現われることもあります。

歯の内部から変色しているので磨いても白くなりません。歯を削ってその部分を人工のもので置き換えて白くきれいにします。
※テトラサイクリン系抗生物質とは化膿止めの抗生物質。エナメル質・象牙質ができる時期(母体の妊娠中や子供の時)に服用していると、これが組織中に沈着し、歯が黄色になることがあります。変色の程度は個人により異なりますが、褐色・茶色・灰色であったり、白い線になって見えることもあります。多数の歯にわたって現われます。