◎症状を上手に訴えるポイント
症状の訴え方いかんで、医師の診断を左右することもあり、要領よく的確に伝えることが大事です。次のような点を、前もってメモして医師に伝えるとよいでしょう。
たとえば歯痛を例にとると…
いつからか
どのあたりが痛むか
どんなときに痛むか
どんな痛みか(痛みの強さなど)
痛みの持続時間
はじまったときから現在までの変化
ほかの症状はないか(発熱の有無など)
なにか薬は使ったか
ほかに病気があれば病名と使っている薬
◎受診の目的・希望を明確にしておきましょう
調子が悪いから……と漠然と考えて受診することが多いものですが、自分はどうしてほしいのかを、きちんと自覚し医師に伝えておかないと、医師から説明を受けても不満が残りやすいものです。
たとえば、次のような項目を整理しておくとよいでしょう。
症状はそうつらくないが、悪い病気が原因でないかを調べてほしい
現在の症状がつらいから、なんとかしてほしい
虫歯をともかく完治したい
慢性的な病気ならば、どう付き合っていくのがベストなのか知りたいなど
◎受診時に注意すること
保険証を忘れずに
時間外受診・駆け込み受診は避けましょう
緊急事態でない限り、時間外受診、休日受診はやめましょう。医師も迷惑しますが、時間外料金を別にとられますから自己負担もそれだけ高いものにつきます。終了時間ギリギリに駆けこむのも、十分な診察を受けられず、結局は自分の損になります。