立川活き活き歯科の日記

歯やお口に関係することはもちろんのこと、健康に関する記事を載せていきます。

奥歯虫歯リスクは前歯の20倍!

 

この数字、驚きませんか?

厚生労働省平成28年歯科疾患実態調査」)

奥歯は、磨き残しをしやすい部位です。歯ブラシの毛先が届きにくいうえに、前歯と違って凹凸が多いためです。

歯並びが良くなかったり、劣化した詰め物や被せ物と歯の間に隙間や段差ができたりすることも磨きの残しの原因となります。

奥歯は物を噛んだり発音する上で重要な役割をもち、歯の中で最も寿命が短いと言われています。

ご自宅での適切なケアと歯科医院でのクリーニングで歯を守っていきましょう。

 

まずは、【歯ブラシ選び】です。

歯ブラシには様々な種類があります。ご自身の歯と歯茎の状態にふさわしい歯ブラシを選びましょう。

奥歯をしっかり磨くためには、ヘッドがコンパクトのタイプがおすすめです。

さらに、ヘッドの薄さも重要で、ヘッドが薄いことで磨きにくい奥や頬側にも毛先が届きやすいのがメリットです。

 

【奥歯を磨く3つのコツ】

  • 頬側を磨く時:口を閉じ気味にして唇の端を歯ブラシの柄で軽く引っ張るようにすると、歯ブラシが奥歯まで届きやすくなります。

 

  • 舌側を磨く時:前歯の中央付近から、歯の並びと平行になるように歯ブラシを入れると奥歯の舌側に歯ブラシの毛先が当たって磨きやすくなります。

 

  • 奥を磨く時:歯ブラシのつま先を使って磨きます。噛み合わせの面から歯ブラシのつま先を当てるようにします。

 

 

最初にも申しましたが、ご自宅のケアだけでは限界があります。歯科医院でプロのチェックと専門の機械で歯石を除去することが歯肉と歯を守ることにつながります。

自分に合った歯ブラシや歯間ブラシが分からない、きちんと磨けているか不安など、遠慮せずに何でも相談してください!