立川活き活き歯科の日記

歯やお口に関係することはもちろんのこと、健康に関する記事を載せていきます。

マウスピースの役割

当院では、マウスピースを利用する患者さんが多いです。

 

初めに、マウスピースとは、

夜の「歯ぎしり」や「くいしばり」を軽減し、歯を保護したり、顎をリラックスさせる役割があります。

 

 

マウスピースの効果

①知覚過敏

知覚過敏は冷たいものや酸っぱいものを食べた時、歯磨きの時などに歯が「キーン」としみたり、痛みがある症状です。

知覚過敏の要因では、

・歯磨きのブラッシング圧が強く歯が削れてしまうこと

・歯ぎしりにより歯の根元が削れてしまうこと

・酸蝕歯(食べ物や飲み物の酸によって歯のエナメル質が摩耗してしまう)

マウスピースをすることで、歯ではなくマウスピースが削れてくれる分しみる症状も和らぎます。

 

 

顎関節症

顎関節症等の顎の痛みを和らげる効果があります。

顎関節症は、睡眠時の噛みしめや歯ぎしりの疲労が蓄積されることで痛みが出てきます。マウスピースでその負担を減らすことが出来ます。

マウスピースを付けたからと言って痛みが全くなくなる訳ではありませんが、痛みの緩和は期待できます。

 

 

③歯ぎしり・くいしばり

睡眠時に歯を噛みしめたり、歯ぎしりをする方は歯や顎に大きな負担がかかります。

歯を保護したり、顎をリラックスさせる役割でもマウスピースは効果的です。

歯の根元が痛いけれど虫歯ではない場合は、歯に負担がかかって起こる「歯根膜炎」と呼ばれる歯の根っこの周りに覆ってある膜が炎症を起こしている可能性があります。

マウスピースにより直接歯が噛み合わない分クッションとなり噛んだ時の痛みを和らげる効果もあります。

マウスピースは夜、睡眠時につけて朝起きたら外していただきます。

日中は意識的に噛みしめを和らげることができますが、睡眠時は無意識に歯ぎしりや食いしばりをしてしまいます。

マウスピースを使うことで咬耗を防ぎ、歯を保護することが出来ます。

 

 

歯周病

歯周病の方で歯ぎしりをする場合は、元々歯の骨が下がってしまっている分、
歯ぎしりをすることで余計に歯が揺れてしまいます。
根本的な歯周病の治療はセルフケアと歯科医院で定期にクリーニングを行うことが重要です。
マウスピースだけで歯周病を良くすることは出来ませんが、
歯ぎしりの力を緩和してくれることで歯周病が悪くなるのをくいとめてくれます。

 

 

 

★マウスピースの費用★

当院では、保険適用で3000円ほどになります。

※紛失してしまったり、壊れた場合に再度作成する際は、半年が経過していないとお作り出来ませんので注意してください。

 

 

歯ぎしりや食いしばが気になる方、顎関節症の方など、お気軽にお尋ねください。