舌の不調
舌のむくみ
舌なんてむくむことがあるのだろうか?
こう思う人もいると思いますが、舌のむくみは自分で気づいていない場合があります。
朝起きてすぐに舌を観察してみると、舌に自分の歯型がついていることがないでしょうか。
よく見ると舌にガタガタした跡がある人は歯型がついてしまっている証拠です。
そして歯型がつくということは舌がむくんで膨張しているからです。
舌のむくみを改善するには塩分控えめの食事を心がけ、お酒も現在のんでいる量より少なめにしましょう。
味つけの濃い食事はむくみを加速させます。
過度の飲酒は腎臓に負担をかけます。
舌のむくみを解消すると同時に他の病気を予防できるので食生活の改善は大切です。
この機会に舌を観察して自分の体調をよく知ることもいいですね。
舌に痛みがある場合
舌の痛みを伴う病気で、炎症性のものを紹介します。
「アフタ性口内炎」は、ピリピリと刺すような痛みがあり舌尖部、舌の裏にできやすいです。
「口腔カンジダ症」は、白苔が特徴の病気で白いできもののようなものが舌の縁に出来たりします。不衛生や免疫力の低下、栄養不足などで起こります。
「ヘルパンギーナ」は、赤ちゃんから幼小児の子供に多くみられ、喉の奥に水泡ができ潰れるととても痛いです。
ご飯を食べられないという症状が現れますが、自然治癒で治りますので心配はありません。
舌の痛みを伴う病気で、欠乏症のものを紹介します
「鉄欠乏症貧血」は、女性に多くみられ、表面は赤く艶があるのが特徴です。
「亜鉛欠乏症」は、味覚異常がある場合もあり、赤くなり乾燥しています。
「ビタミンB12欠乏症」は、痛みの程度は低いですが、舌がしみたり他に貧血などの症状が現れます。
舌の痛みが現れるものは他にも「地図状舌」「溝状舌」「毛状舌・黒毛舌」「あから舌」などがあります。
治療が必要な症状が現れることもありますが、治療の必要がないことが多いですね。
いろんな舌の病気がありますが「舌痛症」という原因不明の病気もあります。
ピリピリしたしびれややけどのような痛みが続く病気なのですが、舌癌によく似た症状のためとても不安になる人が多いです。
40〜50歳代の女性に多くみられます。
舌の痛みが続いて病気かなと思ったら何科の病院に行けばいいのかと悩みますね。
舌の痛みの多くは「口腔外科」で診てもらえます。
口腔外科は、大きな病院にありますし、歯医者さんでもやっていることがあります。
どうしても見つからない場合には、「外科」を受診し治療してもらうか、専門医を紹介してもらと良いですね。